
ベランダ防水の費用相場はいくら?工法別・見積もりの見方【2026年】
公開日 2026年07月14日
最終更新日 2026年06月09日
ベランダ防水の費用は、戸建てで一般的な5〜10㎡程度ならおおよそ10万円〜30万円が目安です。トップコートの塗り替えだけなら4万円〜8万円前後に収まることもあり、下地補修や足場が乗ると総額は上振れします。
工法別の単価と総額、費用が動く要因、見積書で見る点、早めに直したほうが得な症状を整理します。単価だけで比較すると見誤るので、施工範囲と付帯工事まで含めて見てください。
大田区・世田谷区の戸建てで相談が多い内容を中心にまとめています。雨漏りが疑われる場合は、床面だけでなく笠木やドレン周りまで確認するのが近道です。
監修
たてのリフォーム 代表
舘野 久璃洲
宅地建物取引士 / 遺品整理士
新卒から不動産業界で活躍し、大手不動産会社で勤務し、現在はたてのリフォームの代表として活動。440件の施工実績の経験をもとに、『品質至上主義』をモットーに大田区・世田谷区を中心としてお客様に最適なプランを提案。
代表紹介を見る ›工法別のベランダ防水費用相場
まずは工法ごとの目安です。表の総額は、戸建てベランダ5〜10㎡前後を想定した材工中心のイメージです。高圧洗浄・下地補修・足場・廃材処分は現場次第で別途になります。
| 工法 | ㎡単価の目安 | 5〜10㎡の総額目安 | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|---|
| トップコート塗り替えのみ | 約1,500円〜3,500円 | 約4万円〜8万円 | 約5年 |
| ウレタン防水(密着) | 約4,000円〜7,500円 | 約8万円〜20万円 | 約10〜15年 |
| ウレタン防水(通気緩衝) | 約6,000円〜9,000円 | 約12万円〜28万円 | 約10〜15年 |
| FRP防水 | 約5,000円〜9,000円 | 約10万円〜25万円 | 約10〜12年 |
| シート防水(塩ビなど) | 約4,000円〜8,000円 | 約8万円〜22万円 | 約12〜15年 |
| アスファルト防水 | 約8,000円〜12,000円 | 約20万円〜30万円以上 | 約15〜20年 |
狭いベランダほど㎡単価は上がりやすいです。材料の最低ロットや作業導線の都合で、面積が小さいほど「割高に感じる」見積もりになりがちです。屋上まで含めた大規模防水はまた別のレンジになります。
ベランダ全体のリフォーム予算を見たい場合は、ベランダ・バルコニーリフォーム費用相場もあわせて参照してください。
費用が変動する要因(面積・下地・足場)
同じ10㎡でも見積もりが1.5倍ほど開くことがあります。差が出やすい要因は次のとおりです。
- 面積と形状(段差・手すり根元・立上りの長さ)
- 既存防水の劣化度(チョーキング止まりか、膨れ・雨漏りか)
- 下地補修の要否(木部下地の腐食、勾配修正)
- 既存防水層の撤去・処分の有無
- 足場の要否(2階以上、外壁と同時かどうか)
- ドレン・笠木・壁際の取り合い処理の範囲
たてのリフォームで大田区・世田谷区の現場を拝見すると、床はきれいでも笠木やドレンから浸入しているケースが多いです。床の塗り面積だけで安い見積もりを組むと、端部処理で追加が出やすくなります。見積書では「立上り・笠木・ドレンを含むか」を先に確認してください。ここが抜けていると、後から総額が大きく変わります。
雨漏りや屋根まわりの不具合が重なる場合は、雨漏り・屋根修理の範囲も一緒に見てもらうと手戻りを減らせます。
ベランダ防水の工法の種類と選び方
戸建てベランダでよく使うのは、FRP・ウレタン・シートです。アスファルトは耐久は高い一方、重量や施工制約があり屋上向きのことも多いです。
FRP防水
ガラス繊維と樹脂で硬い防水層を作る工法です。歩行が多く、比較的狭い戸建てベランダでよく選ばれます。硬化が早く工期は短めですが、伸縮追従はウレタンより弱く、紫外線対策としてトップコートのメンテが欠かせません。
ウレタン防水
液状材を塗って継ぎ目の少ない層を作る工法です。形状が複雑な場所や改修向きです。下地に湿気が残る・膨れがある場合は、通気緩衝工法の提案が多いです。密着工法はコストを抑えやすい一方、湿気が多い下地ではリスクが残ります。
シート防水
塩ビシートなどを貼る工法です。平坦で広い面向きで、工期を短くしやすいのが利点です。継ぎ目処理の精度が品質を左右し、凹凸が多いベランダでは不向きなことがあります。
工法選びは「今の防水層が何か」「雨漏りの有無」「今後の歩行頻度」で決まります。安さだけで決めず、メンテナンス周期を含めた総コストで比べてください。
トップコート塗り替えと本防水の判断
費用を大きく左右するのが、「表面だけの塗り替え」か「防水層のやり替え」かの判断です。
| 状態の目安 | 多い対応 | 費用感 |
|---|---|---|
| 色あせ・チョーキング中心でひびが浅い | トップコート塗り替え | 約4万円〜8万円 |
| ひび割れ・剥がれ・膨れがある | 防水層の改修(工法選定) | 約10万円〜30万円 |
| 室内への雨染み・明らかな浸入 | 下地確認を含む本工事 | 下地次第で上振れ |
トップコートは目安5年ごとの点検が現実的です。防水層自体は10〜15年前後で全面見直しを検討するケースが多いです。雨漏り後まで待つと、木材下地の交換が乗り、防水単体より高くなりやすいです。
見積書で確認すべき点
見積もりは総額だけでなく、次の項目が入っているかを見てください。
- 工法名(密着/通気緩衝など)と施工面積(㎡)
- 高圧洗浄・下地補修・既存撤去の有無と金額
- 立上り・笠木・ドレン周りの範囲
- 足場・養生・廃材処分・諸経費
- 保証年数(施工店保証と材料メーカー保証)
「一式」表記が多い見積もりは比較しづらいです。何が含まれないかを質問し、同じ条件で2〜3社を並べると判断しやすくなります。極端に安い場合は、防水層ではなく表面補修だけの可能性があるので、塗膜の厚さや層構成を確認してください。
材料をネット調達してメーカー保証が外れるケースもあるため、W保証(施工+材料)の有無も聞いておくと安心です。
劣化症状と工事が必要なサイン
次の症状が出てきたら、放置せず点検を検討してください。
| 症状 | 意味しやすいこと |
|---|---|
| 水たまりが残る | 排水不良や勾配不良。層の劣化を早めやすい |
| ひび割れ・割れ | 雨水の侵入口になりやすい |
| 剥がれ・浮き・膨れ | 層の下に水分がある可能性 |
| チョーキング(白い粉) | トップコート劣化の初期サイン |
| カビ・コケ | 湿気滞留。防水機能低下の兆し |
| 室内の雨染み | 本防水・下地確認が必要な段階 |
防水費用を抑えるポイント(同時施工など)
節約につながる現実的な方法は次の3つです。
- 症状が軽い段階でトップコート対応にする(全面やり直しを遅らせる)
- 外壁塗装や屋根工事と同じ時期にまとめ、足場を共有する
- 内訳の揃った相見積もりで、不要工事の有無を確認する
足場はおおむね10万円前後が乗りやすい項目です。外壁や屋根と別日程にすると二重でかかることがあります。外構まわりまで含めて計画したい場合は外構工事・エクステリア、屋根側の費用感は屋根リフォーム費用相場も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
- ベランダ防水の費用相場はいくらですか?
- 戸建てで5〜10㎡程度なら、本防水でおおよそ10万円〜30万円が目安です。トップコートのみなら約4万円〜8万円に収まることもあります。
- 工期はどれくらいですか?
- 小規模なベランダなら2〜4日程度が多いです。下地補修や天候次第で延びます。
- DIYで防水工事はできますか?
- トップコートの簡易塗り替え程度ならDIY例もありますが、防水層の施工やドレン処理は専門工事が安全です。失敗すると再工事費のほうが大きくなりやすいです。
- 火災保険や補助金は使えますか?
- 台風など突発的な災害が原因と認められれば保険対象になる場合があります。経年劣化が主因なら対象外になりやすいです。補助金は自治体・年度で条件が変わるため、最新情報を確認してください。
- マンションのベランダも工事できますか?
- 共用部分であることが多く、管理規約と許可が前提です。個人判断の本工事は制限されるケースが一般的です。
まとめ
ベランダ防水の費用は、工法と下地状態で10万円前後から30万円超まで動きます。まずはトップコートで足りるか、本防水が必要かを見極め、立上りやドレンまで含んだ見積もりで比較するのがよいです。
たてのリフォームでは、大田区・世田谷区を中心に代表が現地を拝見し、床面だけでなく取り合い部まで確認して提案しています。水たまりやひびが気になる段階でも構いませんので、状況がわかる写真があれば優先順位をお伝えできます。
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