外壁塗装の相場は30坪で60〜100万円|坪数別の費用内訳と抑えるコツ

外壁塗装の相場は30坪で60〜100万円|坪数別の費用内訳と抑えるコツ

公開日 2024年08月05日
最終更新日 2026年06月09日

外壁塗装の相場は、30坪の戸建てで60〜100万円が目安です。金額は塗装面積と塗料のグレードに大きく左右されるほか、足場の条件や下地補修の量、塗装範囲によっても変わります。

大田区・世田谷区密着9年目のたてのリフォームは、440件のリフォーム実績と不動産業界歴13年の経験をもとに、代表自らが必ず現場に伺い、寄り添うことを大切にしたご提案を行っています。

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たてのリフォーム 代表 舘野 久璃洲

監修

たてのリフォーム 代表

舘野 久璃洲

宅地建物取引士 / 遺品整理士

新卒から不動産業界で活躍し、大手不動産会社で勤務し、現在はたてのリフォームの代表として活動。440件の施工実績の経験をもとに、『品質至上主義』をモットーに大田区・世田谷区を中心としてお客様に最適なプランを提案。

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外壁塗装の相場は坪数別にいくらか

外壁塗装の相場は、30坪の戸建てで60〜100万円、40坪で80〜130万円が目安です。塗装する外壁の面積で金額が決まるため、同じ坪数でも建物の形状や足場の掛けやすさで上下します。

坪数別の外壁塗装の費用相場一覧

坪数別の相場は、20坪の40〜90万円から60坪の120〜200万円まで幅があります。まずは自宅に近い坪数の行を確認してください。

坪数 塗装面積 相場費用
20坪 約79㎡ 40〜90万円
30坪 約119㎡ 60〜100万円
40坪 約158㎡ 80〜130万円
50坪 約198㎡ 100〜160万円
60坪 約238㎡ 120〜200万円

上記は目安の金額です。家と家の距離が近くハシゴがかけられない、外壁の形状が複雑といった条件では金額が変わるため、予算の参考としてご覧ください。

平屋は同じ延床面積でも2階建てより外壁の面積が小さくなりやすく、その分だけ総額も下がる傾向があります。ただし屋根の面積は逆に広くなるため、屋根塗装も行う場合は総額が近づきます。

塗装面積は延床面積の約1.2倍で計算する

上の相場表では、塗装面積を延床面積のおよそ1.2倍として算出しています。この計算では30坪(約99㎡)が約119㎡、40坪(約132㎡)が約158㎡という目安になります。

  • 坪数 × 3.31 = 延床面積(㎡)
  • 延床面積 × 1.2 = 本記事の表で用いている塗装面積の目安(㎡)
  • 塗装面積 × 作業項目ごとの単価 = 各項目の費用

実際の塗装面積は建物の周長や高さ、開口部の大きさで変わり、凹凸の多い家や3階建てではこの目安からずれます。正確な数値は現地調査で確認したうえで、見積書の面積が極端に狭くないかを見る手がかりとして使ってください。

外壁塗装の費用の内訳と単価の目安

外壁塗装の費用は、足場800〜1,200円/㎡、下塗り800〜1,000円/㎡、中塗り・上塗り各1,000〜4,500円/㎡といった作業項目ごとの単価を積み上げて決まります。項目と数量が書かれていない見積りは、他社と比べようがありません。

作業項目ごとの単価の目安

見積書に並ぶ作業項目のうち、金額が大きいのは足場と塗り3回分(下塗り・中塗り・上塗り)です。一般的な戸建ての外壁塗装では、次の単価が目安になります。

作業項目 塗装費用
足場 800〜1,200円/㎡
飛散防止ネット 150〜400円/㎡
高圧洗浄 250〜450円/㎡
クラック補修 1,000〜4,500円/㎡
シーリング(打ち替え) 700〜1,500円/㎡
シーリング(うちまし) 500〜1,000円/㎡
下地処理 約300〜2,500円/㎡
下塗り 800〜1,000円/㎡
中塗り 1,000〜4,500円/㎡
上塗り 1,000〜4,500円/㎡
破風 800〜1,300円/㎡
軒天(軒裏) 800〜1,300円/㎡
雨樋 800〜1,300円/㎡
雨戸 4,500〜6,500円/枚
戸袋 4,500〜6,500円/枚
廃棄物処理 10,000〜30,000円/式
運搬・交通費 20,000〜30,000円/式

なお、高圧洗浄で使用する水道代はお客様のご負担となります。

塗料・材料費

塗料・材料費には、塗料そのものに加えて、下地処理に使うプライマーやコーキング材が含まれます。塗料の種類と品質によって費用差が最も大きく出る部分です。

高耐久の塗料は初期費用が上がる一方、塗り替えの回数を減らせるため長期のコストでは有利になることがあります。見積りを比べるときは、使用する塗料の製品名とグレードまで確認しましょう。

工事代・人件費

工事代・人件費は、職人の技術料と現場管理にかかる費用です。仕上がりの品質と耐久性を左右するため、ここを削ると早期の塗り直しにつながります。

極端に安い見積りは、必要な工程や人員を減らして成り立っていないかを確認してください。長く持たせることが、結果的に費用を抑えることにつながります。

足場代

足場代は、高所作業を安全に行うための仮設足場を組み立て、撤去するまでにかかる費用です。単価は800〜1,200円/㎡で、建物の周囲に組むため塗装面積とは別に計算されます。

隣家との距離が近い、変形地に建っているといった条件では足場の組み方が変わり、金額が上がることがあります。

諸経費・保証などのその他費用

その他の費用には、現場管理費、運搬・交通費、塗装後の清掃費、保証にかかる費用が含まれます。廃棄物処理は10,000〜30,000円/式、運搬・交通費は20,000〜30,000円/式が目安です。

一式とだけ書かれた諸経費が総額の何割を占めるのか、保証の年数と範囲はどこまでかを確認しておくと、見積りの妥当性を判断しやすくなります。

塗料のグレード別の費用相場と耐用年数

塗料の単価はアクリルの1,000〜1,500円/㎡から無機の4,500〜6,000円/㎡まで6段階に分かれ、耐用年数も5〜7年から20〜25年まで変わります。単価が高い塗料ほど1回あたりの費用は増えますが、塗り替えの回数は減ります。

塗料の種類ごとの単価と耐用年数

外壁塗装で使われる塗料は、アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機の6種類に大きく分かれます。単価は塗装面積1㎡あたりの目安です。

塗料の系統 耐用年数 費用相場
アクリル 5〜7年 1,000〜1,500円
ウレタン 7〜10年 1,800〜2,500円
シリコン 10〜12年 2,500〜3,500円
ラジカル 12〜15年 2,800〜3,800円
フッ素 15〜20年 3,500〜4,500円
無機 20〜25年 4,500〜6,000円

30坪(約119㎡)の家であれば、シリコンとフッ素の差は塗料代だけでおよそ12万円です。総額に占める割合は小さくないため、耐用年数と合わせて検討してください。

ラジカル塗料とシリコン塗料の選び分け

価格と持ちのバランスで選ぶならラジカル塗料、実績の長さを重視するならシリコン塗料が目安になります。ラジカルは12〜15年もって2,800〜3,800円/㎡と、シリコンに近い価格帯です。

ラジカル制御形の塗料は2012年に製品化され、現在は戸建ての塗り替えで広く採用されています。どちらを選ぶ場合も、製品ごとの仕様と施工実績を確認したうえで比較しましょう。

同じ家でも業者で見積り金額が変わる理由

同じ30坪の家でも見積りが60万円と100万円に分かれるのは、塗料のグレードに加えて、塗装面積の計算、塗装範囲、中塗りの有無、施工体制が業者ごとに違うためです。総額だけを並べても、どちらが得かは判断できません。

理由①:塗装面積の計算が異なる

見積書の面積が他社より極端に狭い場合は注意が必要です。現地調査が不十分なまま概算で出していることが多く、着工後の追加請求や、必要な範囲を塗らない施工につながります。

先に紹介した計算式で自宅のおおよその塗装面積を出しておくと、極端にずれた見積りに気づけます。

理由②:塗装範囲が異なる

屋根や雨樋、破風、軒天といった付帯部を塗装範囲に含めるかどうかで、総額は大きく変わります。付帯部を外して安く見せた見積りは、工事中に追加費用として計上されることがあります。

どこまでを含んだ金額なのかを、各社の見積りでそろえてから比べてください。

理由③:中塗りの有無

中塗りは下塗りと上塗りの間に行い、塗膜の厚さをそろえて耐久性を確保する工程です。単価は1,000〜4,500円/㎡と大きく、省けばその分だけ総額を安く見せられます。

中塗りがないと塗膜が薄くなり、早い時期に剥がれて塗り直しが必要になります。工程に下塗り・中塗り・上塗りの3回が明記されているかを確認しましょう。

理由④:中間業者が入っている

仲介会社や元請けを経由すると、そのたびにマージンが上乗せされ、同じ工事内容でも総額が上がります。訪問販売や一括見積りサイト経由の案件では、実際に施工する会社が別になっていることがあります。

誰が施工するのかを確認し、自社で施工する会社に直接依頼すると中間マージンを抑えられます。

見積書で必ず確認したい4つの項目

見積書は、次の4点が書かれていれば各社を同じ条件で比較できます。金額を見る前にそろっているかを確認してください。

  • 塗装面積が㎡単位で記載され、坪数からの概算と大きくずれていないか
  • 塗料の製品名とグレード、塗る回数(下塗り・中塗り・上塗り)が明記されているか
  • 屋根・雨樋・破風・軒天などの付帯部が含まれているか、別途か
  • 諸経費・廃棄物処理・運搬費が一式ではなく内訳で示されているか

一式とだけ書かれた項目が多い見積書は、後から追加費用が発生しやすくなります。項目ごとの数量と単価を出してもらったうえで比較しましょう。

外壁塗装を先送りすると修繕費が高くなる理由

外壁のひび割れを放置して雨漏りに進むと、修理費は規模に応じて5〜200万円かかり、外壁塗装をやり直すより高くつくことがあります。塗装は見た目を整えるだけでなく、雨水の侵入を防ぐ最前線の役割を持っています。

塗り替えを検討するサイン

外壁を手でこすって白い粉が付く、髪の毛ほどの細いひび割れが出ているといった状態は、塗り替えを検討する時期のサインです。次の4つが目安になります。

  • チョーキング:手で触ると白い粉が付く
  • ヘアクラック:髪の毛ほどの細いひび割れが出ている
  • 塗膜の膨れ・剥がれ:浮きや下地が見えている箇所がある
  • シーリングの劣化:外壁の目地に隙間や割れがある

これらが出ていても、すぐに雨漏りへ進むわけではありません。ただし放置するほど下地の傷みが広がり、同じ塗装工事でも下地処理の費用が増えていきます。

雨漏りが発生したときの修理費用

雨漏りの修理費は、原因となる箇所と被害の規模で変わります。屋根や外壁が原因の場合、小規模なら5万円台から、大規模になると200万円に達することもあります。

原因箇所 修理費用の相場
「屋根」からの雨漏り 小:5〜30万円
中:30〜70万円
大:80〜200万円
「天井」からの雨漏り 5〜20万円
「ベランダ」からの雨漏り 5〜30万円
「外壁」からの雨漏り 小:5〜50万円
中:50〜120万円
大:120〜200万円
「窓枠・サッシ」からの雨漏り 5〜25万円

部屋の中に水滴が落ちてくる状態は、かなり進行しています。外壁の防水機能が残っているうちに塗り替えるほうが、結果として費用を抑えられます。

外壁塗装の費用を安く抑えるコツ

外壁塗装の費用は、相見積り、塗料グレードの見直し、屋根塗装との同時施工、地域密着業者への依頼、火災保険や補助金の確認という5つの方法で抑えられます。工事の質を落とさずに減らせる部分から手を付けるのが基本です。

コツ①:相見積りをとる

見積りは2〜3社から取り、同じ塗装範囲・同じ塗料グレードにそろえて比べます。1社だけでは、その金額が高いのか安いのかを判断できません。

比べるのは総額だけでなく、塗料の種類、保証の年数と範囲、工期も含めてください。極端に安い1社を選ぶより、内訳が明確な会社を選ぶほうが結果的に損をしにくくなります。

コツ②:塗料がオーバースペックでないかを考える

次の塗り替えまで何年住む予定かを先に決めると、必要な耐用年数が決まります。10年後に建て替えや売却を考えている家に、耐用年数20〜25年の無機塗料を選ぶ必要はありません。

立地や日当たり、次の塗り替え時期から逆算して、過不足のないグレードを選びましょう。

コツ③:屋根塗装を同時に行い足場代を1回にまとめる

屋根も塗り替えの時期が近いなら、外壁と同時に行うことで足場の設置と撤去が1回で済みます。時期をずらして別々に発注すると、足場代を2回分負担することになります。

足場は800〜1,200円/㎡と工事費のなかでも大きな項目です。屋根の状態が気になる場合は屋根リフォームの費用相場もあわせて確認し、外壁の見積りと同じタイミングで相談してください。

コツ④:地域密着の事業者に依頼する

近隣に拠点がある事業者は、移動距離や施工体制によっては費用を抑えられる場合があります。下請けを介さない施工体制であれば、中間マージンが発生しない分だけ総額を抑えられます。

ただし所在地だけで判断はできません。見積りの内訳、施工実績、保証の年数と範囲、不具合が出たときの対応条件まで確認して選んでください。

コツ⑤:火災保険や補助金を使えないか確認する

台風や飛来物など自然災害による損傷が原因の修繕であれば、火災保険が適用されることがあります。経年劣化による塗り替えは対象外です。

  • 火災保険:自然災害が原因の損傷が対象。経年劣化は対象外
  • 自治体の助成制度:着工前の申請を条件とする制度が多く、区内の事業者による施工を求める制度もある

いずれも申請の期限や条件が決まっているため、契約前に補助金・助成金の案内や自治体の窓口で対象になるかを確認してください。

費用の内訳をさらに具体的に知りたい方は、外壁塗装・外装リフォームの詳細で施工事例と合わせてご確認ください。

たてのリフォーム編集部

執筆

リフォーム情報メディア

たてのリフォーム編集部

大田区・世田谷区を中心に、リフォーム・外壁塗装に関する情報を発信しています。施工実績や業界知識をもとに、読者の疑問に答える記事を制作しています。

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